2022年8月上旬にJALに乗り、フランクフルト空港から成田空港へ帰国しました。前回の帰国は4か月前の2022年4月。飛行機に乗る前の準備は変わらずですが、一番の違いは到着時の唾液による抗原検査と結果が出るまでの待ち時間が省略されたこと。これによって1時間ほど早く空港に出れるので、かなり楽になりました。
帰国前の準備は前回と同じ
現地の滞在先で行うことに限っては、前回の渡航(2022年4月)と比べて、大きな変化はないです。My SOSのアプリをダウンロードし、そこから①質問票 ②誓約書 を入力、③ワクチン接種証明書 を提出したこと。詳細は前回の投稿をごらんください。
前回との違いは、アプリ画面に「空港検疫係員専用欄」が中央に登場。滞在国(私の場合はドイツ)を入力すると滞在先の分類、ワクチン接種の有無が表示されます。ワクチン接種証明書の確認は数分~数時間かかり、その時の画面は赤ですが、確認済みにあると黄色に一変。
フランクフルトでのPCR検査は、2021年10月に受けた中央駅正面のcoronatest.deを今回も利用。その時の様子がこちらです。
当日、私が訪れた時は他に検査を受ける人がおらず、到着してから10分で終了。水曜夜のフライトだったので、検査は月曜11時に受け、結果のメールは火曜20時に届きました。
検査結果がPDFなので、火曜夜にそのままMy SOSにアップロードしたら、翌日の朝には既に確認され、アプリ画面は青色に変化してました。
空港にてチェックイン
My SOSの青色画面を携えて、JALカウンターでチェックインしますが、この画面は毎度ネットに接続する必要があり、Wifiに繋がっていないと焦ってしまうことも。空港に着いたら、まずはWifi探しをお忘れなくです。
そしてコロナとは別に、ヨーロッパの空港は大騒ぎでした。コロナ禍で職員が不足しているため、荷物検査で時間を要したり、預け荷物が届かなかったりという事態が急増。JALなど国際線が集うターミナル2は、いつもと変わらず閑散としていて、出国審査も並ぶ人はいませんでしたが、ドイツの航空会社・ルフトハンザがあるターミナル1は利用者も多く、色々とトラブルが起こっていたと聞きました。
トラブルが多い航空会社や空港を避けること、フライトがキャンセルした際のサポートの有無なども、今後の旅行プランを立てる際に考慮するポイントになるかもしれません。
比較的スムーズなターミナル2ですが、それでも不便だと感じたのは免税手続き。コロナ前ならスタッフさんがいて、その場で手続きが完了するのに、今では終日不在だったり、営業時間が短縮してたり。払い戻しの手段は置かれた箱に書類を投函するのみという、不安なこと、この上なしです。
Global Blueという会社のみ、ターミナル1にはスタッフさんがいます。ターミナル2にチェックインしても空港内モノレールを使えばターミナル1に移動できるので、すぐに払い戻しを行いたい人(私ですね)はぜひ。途中で荷物検査を受けますが、大体30~40分あればターミナル1に行って、ターミナル2に帰って来れます。
PLANET、PREMIER tax freeはターミナル1と2ともに終日不在。返金の連絡は1か月後に来る場合は多いです。
飛行機内の様子
搭乗客は約80名と、機内は空いていました。以前なら誓約書など書類が配られていたのですが、My SOSで事前に済ませているので、映画見たり、食事したりと普通に機内で時間を過ごせます。
ただしロシア上空を飛べないということで、飛行ルートが南回りに大幅に修正されています。普段なら12時間のところ、2時間の延長で計14時間の空の旅に。しかし実際は風の影響もあってか13時間で成田空港に到着しました。夜発のフライトなので、睡眠を飛行時間に充てられるのも嬉しいポイントです。
成田空港に到着
まず国際線に乗り換える乗客が機内から出て、その後ビジネスクラスから順に案内されます。入国審査までの道すがら、My SOSの画面を提示されることを求められますが、それが確認されたら無敵の青い紙を渡されます。
この青紙を見せるとす~いすいと止められることなく進めて、気が付けば入国審査の場所に。税関を通り過ぎて、到着ロビーに出てきたのは空港に到着してから、わずか40分後。抗原検査などで、空港を脱出するのに2時間もかかっていた前回を知っている身としては、早すぎる展開に感激。ここから都内へ向かいますが、疲労度も全然違います。
4月との違い
到着時の抗原検査が省略されたことが一番の違いで、それを可能にした青紙の効果は絶大です。このおかげでコロナ前と変わらないスピードで空港から出られます。
いよいよ9月7日からはワクチン接種者に限り、陰性証明書の提出も不要になるのでシルバーウィークや年末年始を海外で過ごす人たちも増えそうです。まだまだ予断は許されない状況ですが、2年間も閉ざされていた環境が少しずつ変わり始めているのは嬉しいこと。好きな時に好きな場所に行けるという自由を謳歌する日も目の前です。