ラジオ日本の「Hello! I,Radio」という番組に出演する機会を頂きました。
「始めよう2020」の「行ってみよう!」というコーナーを担当し、
おすすめの世界遺産を紹介してます。
栗原美季さんの軽やかな進行のおかげで、緊張はもちろんしましたが、
あと世界遺産という話題も自分の背中を後押ししてくれて、楽しい20分間となりました。
AM1422kHz ラジオ日本
Hello! I,Radio ハロー!アイレディオ
10:08-10:28位に出てます。
そこでご紹介させて頂いた「おすすめの世界遺産」がこちらの4ヵ所。
カンボジア・アンコールの遺跡群
- 2019年12月待望の直行便(スカイアンコール航空)が成田に就航し、ぐっと行きやすく
- 15世紀に崩壊し、それからフランス人博物学者が発見する1860年まで忘れ去られていた
- 朝日はアンコール・ワット、夕日はプノンバケン寺院がおすすめ。虫よけスプレーは便利
- チケットはカード決済、現地通貨、もしくはUSドル、ユーロ、タイバーツも利用可能
- 町は住民エリアとリゾートエリアに分かれ、ラグジュアリーな滞在も
- 主な遺跡は6か所ほどあり、おすすめはガジュマルに覆われたタ・プローム
- VR(仮想現実)で12世紀前半の建設当時の様子をスマホから見て楽しむ方法も
アメリカ・シャーロッツビルのモンティチェロとバージニア大学
- 第3代大統領トーマス・ジェファソンの邸宅と彼が設立した大学が世界遺産に登録
- トーマス・ジェファソンは独立宣言の草稿を担当し、米国史に欠かせない重要人物
- ジェファソン自らデザインした邸宅と大学には、ヨーロッパの建築様式をふんだんに起用
- 邸宅のモンティチェロは完成まで40年もの月日をかけた傑作品で、自国通貨5セントにも登場
- モンティチェロは“小さな丘”の名の通り、そこから見える草原や牧歌的な風景が魅力
- 旬の草木が通年咲く庭園巡りツアーの他、奴隷が暮らした場所など歴史に触れるツアーが人気
- 敷地の一部だった場所にワイナリーがオープンし、ジェファソンのサインを模したボトルも
- バージニア大学があるシャーロッツビルも古き良きアメリカの雰囲気が感じられる学生街
チェコ・トゥーゲントハット邸
- トゥーゲンハート夫妻の依頼でドイツ人建築家ミース・ファンデル・ローエが手掛けた邸宅
- ミース・ファンデル・ローエはル・コルビュジエなどと共に近代建築の巨匠的な存在
- 1930年完成のデザインは古さを感じさせないスタイリッシュでモダンなデザインが魅力
- 壁一面がガラス張りになっていて、開放感はもちろん市街が望める眺望も抜群
- メインフロアには壁がなく巨大な空間にすることで人が自由に行き来できるという機能性も
- 邸宅のためにデザインされた家具も目玉。特に注目はブルーノチェアと呼ばれている椅子
- 見学は完全予約制ですが、イベントも定期的に開催され、そこに参加して見学という裏技も
- 1992年にチェコとスロバキアが分離独立する際、調印式の会場として選定
- 邸宅があるブルーノは国内第2の都市で歴史的建造物が多く、そことの対比も見どころ
日本・小笠原諸島
- 一度も大陸と繋がったことがないため、固有種が多く、自然豊かな環境が世界遺産の登録理由
- アジアやヨーロッパよりも遠い東京都。都内から1,000km南に位置し、移動時間が24時間
- 6日に1度運行する船内では携帯電話も不通。船上からの朝日、夕焼け、大海原の景色は格別
- おすすめの時期はザトウクジラが足元まで接近する12月末~5月
- 南国の環境なので、国産コーヒーや国産ラムもぜひ味わってほしい
- 葉っぱの淵から芽が出る“ハカラメ”という植物が珍しい
- 父島と母島の2つが主な島(本州からのフェリーは父島着)。母島は更にジャングル感が満載
- 別れ際の大群の船によるお見送りは圧巻
遺跡だったり、建物だったり、自然だったり…世界遺産はバラエティに富んでいるのが魅力。
古いから良いというわけではなく、かと言って煌びやかだから良いというわけではないので、
巡ってみると毎回違う発見と魅力に出会えます。
“世界遺産”は旅先を選ぶひとつの手がかりにしてもらい、目の前に立った時に自分がどう感じ、どこに心が動かされたのかに気を付けてみると自分自身に対しても新たな発見があるから面白い。
それが世界遺産の魅力なのかなぁと思いながら、この4つを選びました。
少しでも皆さんの旅のお助けになれば嬉しいです。