【旅記事】那須x1日3組:森と鳥に囲まれた「那須高原山房 小啄木」

数奇な運命を経て、一般人が宿泊できるようになった「那須高原山房 小啄木」。客室は3室と少なく、優しいご夫婦によって営まれています。

那須高原の中腹にあるロッジ

避暑地や御用邸で名高い栃木県の那須に位置し、東北道の那須ICから約20分。最寄りバス停まで来ればお迎えも頼めます。

「迷いませんでしたか?」と優しく気づかうお父さんと笑顔が素敵なお母さんの2人で切り盛りしているので1日3組限定です。

本来は教師の研修所や保養所を兼ねて建設された建物でしたが、東日本大震災に遭うなどして、本来の役目ではなく誰もが泊まれる施設に。

木の温もりが感じられるお部屋

木材をふんだんに使用したお部屋は高天井で開放感が抜群。ロフトが付いていて、寝室は2か所。最大4名まで泊まれます。

山の中にあるので、窓からは四季折々の風景が望めます。閑散とした冬はまるで水墨画な一方、春と夏はまばゆく、生命に満ち溢れた様子。

別荘など戸建てが距離を置いて並んでいるので終始静か。緑の景色を見ながら読書したり、温泉に浸かったり。静寂な時間を過ごせます。

ヤマガラ、シジュウカラ、時には猿も訪れるテラス

テラスの鳥小屋には、シジュウカラが毎朝出現し、野鳥ファンのリピーターも多いのだとか。施設名「小啄木(こげら)」も鳥の名前です。

2つのお風呂は、それぞれ内風呂と外風呂があり、40分ごとの貸切制。ヒノキの薫りが濃厚で、外風呂はいつまでも浸かれる湯加減です。

多すぎず、少なすぎない食事

肉厚なほたては青森県八戸港から直送されるなど、全国の友人が選んだ名産品が食事に登場。国産ステーキはお父さん自らじっくりと調理。

朝食はカラフルな食材が並び、彩りが豊か。野菜が多いので、健康的に一日を始められそう。さらに白米がすすむおかずも豊富です。

日中は活動的に、朝夕はゆっくりとメリハリな滞在が可能

翌日は動物園や遊園地を楽しんだり、アウトレットで買い物したり。オシャレなカフェ、レストランも充実しています。

東京から3時間で辿り着く、のんびりしたい時にふらり訪れたくなる場所。ご夫婦とお客さんとの距離感も付かず離れずで、心地よいです。


■那須高原山房 小啄木の基本情報■
住所:栃木県那須郡那須町湯本213-1220
電話番号:0287-74-6550
アクセス:東北道・那須ICより車で約15~20分
http://www.nasu-kougensanbou.co.jp/

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