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ワクチン接種に伴い、夏休みに向けてホテルの予約数が世界中で多くなってきました。移動範囲が広がったり、規制が緩くなったりすることは嬉しいことですが、それでも、2~3年前と同様の旅スタイルにはならないはず。
TRAVEL+LEISUREでは、航空券を購入する前に気を付けたいこと 「9 Questions to Ask Before Booking a Flight Right Now, According to Experts」を紹介。先行きが分からないからこそ、柔軟に対応するためにもご参考になれば嬉しいです。
1.航空券が実施するコロナ対策に協力できる?
数年前と比べて、劇的に変化したことが感染拡大防止を目的とした行動や応対を航空会社が搭乗者に求めていること。マスク着用や手指の殺菌などをはじめ、航空会社によってポリシーが異なり、厳しかったり緩かったり。
なので、専門家の方いわくチケットを購入する前に航空会社のホームページなどをチェックすること、さらに搭乗1週間前になったら最新情報を確認しておいた方が当日慌てずに準備できるとおすすめしています。
2.満席の機内でも大丈夫?
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人混みや満員電車を見て、躊躇してしまうのは私だけでないはず。今でこそソーシャルディスタンスを維持できる収容率を実施してますが、いずれは100%に戻る日が来るかも。その時に自分はどう思うのか…。ちなみに航空会社によっては座席が7割埋まったら、無料で便の変更ができるサービスもあります。
3.目的地に着いてもすぐに行動できないかも?
これはアメリカ国内の話ですが、都市によっては14日間の隔離期間を設けている場合もあり、旅行スケジュールにも影響します。
日本に住む私たちにとって、海外から日本に帰国する際に14日間自宅待機を求められる可能性もあるので、目的地と併せて日本の事情も調べておいた方が良さそうです。
4.欠航した場合の対策と返金は?
座席の利用率によっては便が欠航したり、直行便だったのが経由して向かう羽目になったりすることも。なので代案を考えておいた方が心強いです。さらに予約の際、出発当日の変更でも同日で対応できるように午後便より午前便を選択した方がおすすめです。
また安い航空券だとキャンセルした場合、返金が生じない可能性があるのでご注意を。2021年に関しては、変更可能で返金もされる航空券の方が安心です。
5.普段より早めに空港に向かえるか?
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以前に比べて空港は人も少なく、開店しているお店も少ないですが、荷物検査や搭乗の際に消毒作業が随時行われ、ソーシャルディスタンスを維持しつつなので、普段以上に時間を要することも。ピーク時にはいつもより30分~1時間早めに空港に到着するようにしましょう。
6.航空会社の対策は?
感染を抑えるためにも多くの航空会社が除菌や消毒を徹底し、ひと昔前に比べたら格段に清潔になったかと思いますが、それでもどんな換気システムが機内で使用されているのかなどを調べておけば安心です。
専門家の方は、True High-Efficiency Particle Filters” (True HEPA) とHigh-Efficiency Particle Filters (HEPA) の2つのフィルタなら、15~30分で空気の総入れ替えが完了すると挙げています。
7.訪問先の受け入れ体制は?
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国によっては14日間の隔離期間を設けているほか、書類の記入を義務付けている場合もあります。それに多くの国がコロナウィルスの陰性証明書の提出を求めていますので、飛行機に乗る前にPCR検査などを受けられるかの予定確認も必要です。
8.補助金などの制度を活用できないか?
アメリカでは、経済施策としてthe Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security、通称Cares Actの影響で航空券が若干安くなったといいます。日本でいうならGo Toのように、補助金などで通常より安く購入できる場合もあるので、自分の航空券が該当するかどうか、購入するのに今が良い時期かどうかも併せて検討してみた方が良いかもしれません。
9.機内の飲食サービスはどんなもの?
長時間のフライトほど飲み物や食べ物が重要になってくるので、どのような機内サービスがあるかを知っておけば事前準備もばっちりです。飲食が敬遠されがちなので、ちゃんとした食事よりは軽食と飲み物のみのサービスが長期間で実施されるのではないかと予想されています。
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状況が変わるのが悪いことではなく、今まで以上に機内が綺麗になったり、補助金のおかげで安く旅行できたりなど、私たちにも恩恵がありますから、新しい旅のスタイルとして上手に付き合っていければ良いですね。