キャンドルで頑張れとエールを送る、まゆみちゃん

いつか、いつか訪ねたいと思ってた人がいて、実現が5年越しになってしまった。
それはキャンドル作家のまゆみちゃんです。

順風満帆だったスタート

キャンドルと彼女の出会いは突然で、アメリカに留学していた頃。
たまたまキャンドルをプレゼントしてもらい、その可愛さに一目ぼれ。もともと携帯ケースをデザインするなど何かを作ることが好きだったまゆみちゃん。その流れでキャンドルも習い始めます。

日本帰国後もキャンドルへの熱は冷めず、2013年にキャンドル講師として教室も開催。
世の中がハンドメイドのブームだったこともあり、教室には大阪や兵庫など遠方からの人たちも訪れ、多忙な日々を送っていました。

「あの頃は成功したい!って気持ちがとても強くて、成功って何?と自分の中で考えてみたら、まずは売り上げを上げることだった」と昔を思い返す、まゆみちゃん。

自分にしかないものを作りたい職人気質に加え、多くの人に見てもらえるようマーケティングを独学で勉強する根性の持ち主。自分ひとりでこなすのは容易ではなかったはず。

太刀打ちできない時世の流れ

しかし、努力が報われ始めた頃、自分の力では太刀打ちできない事態に直面します。
ブームが去ることで、どんなにWeb対策をしても、思ったように閲覧数や売り上げが伸びない日々が続きます。

「その時の自分はどこか張り詰めた表情をしていて苦しかった」

そう、自分の感情をごまかさず、素直に言える彼女は強いと思う。
そして、それができるのは自分に徹底的に向き合ったから。

大切なものは何か?
自分は何を目指すのか?
それは本当に自分がやってみたいことか?

環境を変え、自分自身だけでなく、人間関係も見直した。
それでも、彼女の元から去らなかったのが…

「やっぱりキャンドルが好きだという気持ち」

純粋な想いほど強いものはない。そして、そこに余分な説明もいらない。

自分の価値観で進んでいく

それからは、ただ素直に自然に作りたいものをキャンドルで表現していきます。
やるか、やらないかという問いに直面しても、まゆみちゃんの場合は既に“どう”やるかという次の段階に意識が進んでます。

それは自由であり、もしかしたら孤独な世界かもしれない。
でも、人には見えていない道もまゆみちゃんには見えて、一人で歩むことに躊躇しない強さがある。そして、背中を押してくれる素敵なものが彼女の周りには存在し、それを見つける目も彼女は持っている。

キャンドルのアイデアはどう浮かぶの?という問いに、
「完成図が頭の中にあって、それを後は実践でかたちに仕上げていく感じ。後はもう指に委ねてみたりとか」
と答える、まゆみちゃん。作りたいもの、やってみたいことが溢れ出ている様子です。

「見た目や肩書、年齢でものごとを諦めてしまう人がいるけれど、それって本当にもったいない事だと思うの。何事もやってみないと分からないし、やってみたからこそ得るものってあるから」
それは自身のキャンドル作家としての活動にも当てはまると言う。

彼女が資格や団体にも所属せず、キャンドルを作り続けるのは自分を見てもらうことで誰でもキャンドル作家になれますよとエールを送っているのだ。
“まずはできることから始めてみませんか?”と彼女と同じく純粋にキャンドルが好きな人たちに向けて呼びかけている。作品を通して、彼女は自分の姿勢も表現しようとしている。

歩みは止まらない、これからも

これからはキャンドル作りの動画作成に力を注ぎたいと、まゆみちゃんの言葉は熱い。
既に何本かの動画をYoutubeにアップし、活動も開始。笑いながら大変だとこぼすけれど、知らないことをどんどん知っていくのが面白く、いずれ同じ夢を持つ人が現れた時にアドバイスできるようになりたいのだと。

実年齢より10歳も若く見られることがあると聞き、それはまゆみちゃんが純粋にやってみたいこと、好きなものを追い続けてきたからなんじゃないかと思えば納得してしまう。
彼女のブランド名「Tiny Jewelry Candle(タイニージュエリーキャンドル)」のように、まゆみちゃんの瞳は宝石のごとく輝き、キャンドルのように情熱の炎が燃えています。